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2010年02月28日

実況、そして・・・日記

1カメスポーツ。

吉田、2回目の収録が終わりました。


実況、そして・・・日記


2回目の収録は「野球」。



これまた、全く経験のないスポーツ。

(どのスポーツがきても同じことを言いそうですが・・・)

本当に、皆さんが当然のように知っている野球の

当たり前のルールですら怪しい自分の知識。



1回目の「サッカー」の実況が終わり、すぐに

「野球」の準備の取り掛かりましたが、

なかなかどうして、32年間、野球とは無縁だった私は、

大きなハンデを背負っているようです。



しかし、今回も、

各チームの監督に取材をしながら、

いろいろ野球について教えていただきました。

本当にありがとうございます。


各チームにあった質問もうまくできず、

どうしても野球の知識に自信が無いため、

ボソボソと話してしまうのですが、

そんな私にも監督やコーチの皆さん、そして

選手の皆さんにもあたたかくしていただきました。




今日、野球の実況が終わり、

感じたことがありました。




試合というのは勝負です。

引き分けで無い限り、一方は勝ちチーム、

そして、もう一方は負けチームとなります。



当然といえば当然なんですが・・・。



実況をするにあたり、まず、

チーム情報や選手情報を集めるために、

双方のチームに取材にいきます。

練習を見学し、監督に話しを聞いたり、

選手に話しを聞いたりしながら

しゃべりに向けての情報を集めます。



やはり人間ですから、話しをすると情も移りますし、

一生懸命練習を頑張っている中学生を目の当たりにすると、

(今回は中学野球でした)

頑張って欲しい、練習の成果が試合で発揮して欲しい、

との思いが、自然とわきあがってきました。



試合終了後、

勝ちチームには、「おめでとう」と

声をかけることができます。

しかし、負けチームにはどのように

声をかけたらよいのでしょうか。



野球のあまり知らない私にも

一生懸命、丁寧に野球について

語ってくれた中学生に

私はどんな声をかければよいのでしょうか。



試合が終わると、

勝利チームの監督やキャプテンに

インタビューを行います。

テレビ収録としてはここまででしょうが、

どうしても負けたチームの事が頭によぎります。



「頑張ったね」とか「惜しかったね」と

声をかける勇気もなく、

一部の選手に「ありがとうございました」

と声をかけるのが精一杯でした。

私に「バッテングをこう変えたんだよ!」と

丁寧に教えてくれた彼に声をかけることが

できませんでした。




このような感覚は、スポーツ収録に

少し参加しただけでは、

きっと得られなかったように思います。

収録の打ち合わせから

取材、機材セッティング、実況、後片付け、

一人で行うことによって、

必然と思いも入り、大会後の選手の気持ちにも

目を向けることとなりました。





しかし、今回は取材という立場があったため、

選手の思いを感じることができましたが、

たとえ取材していなかったとしても、

しゃべり手として、インタビューアーとして、

選手の思いを感じ取って、

適切に思いをこめて、言葉を発する

必要があると強く実感しました。



これが、アナウンス学校の恩師がおっしゃっていた

「人の痛みのわかる話し手」

ということのような気がします。



選手に声がかけられなかった私は、

まだまだ「人の痛みのわかる話し手」

には程遠いようです。


実況だけでなくいろいろと・・・頑張ります。


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Posted by 吉田 和史 at 19:29│Comments(0)日々のこと
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