2011年04月27日
あきらめない気持ち日記
東日本大震災への復興支援という形で開催された
第27回全日本トライアスロン宮古島大会。
今年も多くの感動を運んでくれました。

トップは、日本人選手が男子・女子共に
独占
。
大会後の共同インタビューを担当させていただきましたが、
インタビューをする男子1位~6位、女子1位~3位は
全員が日本人選手。非常にめずらしいことです
。
トップトライアスリートからも、一般選手からも、
「あきらめないこと」の大切さ、偉大さを
本当に実感した素晴らしい大会でした
。

(スタート直後の与那覇前浜ビーチ)
今年の大会も、2年前に半信半疑で
トライアスロンスクールの門を一緒に叩いた
同期メンバーが多く出場しました。
昨年大会は、私も選手として出場し、
ありがたいことに、なんとかすべり込みで
ゴールの陸上競技場に入りましたが、
今年は宮古テレビの中継レポーターです
。
ギリギリの完走を、身をもって体験しているだけに、
トライアスロンのテレビ中継レポーターとして、
レース全体を見ながらも、
やはり気になるのは仲間の動向。
中継箇所の移動中で見かけては、
位置と時間を確認し、励ましていました
。

同期メンバーの中には、惜しくも昨年関門時間に
間に合わなかった方や、今年初めて参加する方もいます。
この一年間、様々な思いでトライアスロンの
練習をしてきました
。
ある初出場の仲間は、かつてプールで25メートルも
泳げませんでした、本当です。
一緒に練習しながら、隣のレーンで見ていましたから
。
そんな彼女が、海を3km泳ぎきり、
バイク制限時間ギリギリで、最終種目のランに入りました。
私はその直後に見かけ、応援し励ましたものの、
「このあと大丈夫だろうか、間に合うだろうか」
と、かなり心配でした
。
関門時間はいくつか設定されていて、制限ギリギリで
通過した場合、次の関門に間に合わないことが多いのです。
完走はしてほしいけど・・・実際、間に合うのだろうか、
ダメだった場合、どうやって声をかけようか、
そんなことが、頭をよぎりました。
しかし、あとから話を聞くと、走っている本人は違いました。
「完走するには、1km7分ペース」
そう、冷静に計算していたそうです。
実際、昨年、バイクの制限時間ギリギリでランに入り、
猛烈に追い上げ、ゴールに駆け込んだ仲間がいました。
(しかも、私、抜かれました
)
その経験談もしっかり聞いて頭にあったそうで、
「大丈夫、私、間に合う」
満身創痍の体に言い聞かせたそうです
。
そして、完走したい一心で無我夢中で走り、
前方を走っていた同期の初出場メンバーに追いつき、
一緒にずっと励まし合いながら、走っていたそうです。
決して歩かないように、そして7分を維持するように。
昨年、私は選手として出場しているのに
大事なことを忘れていました。
「通過タイム」だけが、完走できるかどうかの
基準ではないのです。
周りがなんと言うと、大切なのは、
「あきらめない強い気持ち」。
走っている本人達が、
一番、自分を信じていたのでしょう。
そして、その2人は、ゴールの陸上競技場の門が、
制限時間で閉まる寸前、最後の最後に、
駆け込んできました。
「沿道で吉田君に会えてよかった、力になりました!」
「揺るぎない気持ちは、不可能を可能にするんだねぇ」
そう、後日、2人からメールがありました
。


(翌日の交流会で、トライアスロンの感想を話す2人)
そして、昨年惜しくも完走ならなかったメンバーも、
今年、念願の完走メダルを手にしました。

(今年の完走メダルですよ~
)
自分がトライアスロンに出たときは無我夢中で、
「絶対にあきらめない」とは思っていたものの、
そのことを、客観的に考えることはできませんでした。
しかし、今回、仲間のトライアスロン挑戦を見て、
「あきらめないこと」の大切さ・偉大さが、
昨年の自分のトライアスロン体験と重ね合わせて、
しっくりと体に入ってきました。
アスリートの皆さん、感動を、そして挑戦する勇気を
いただき、ありがとうございます。
またいつか、自分も挑戦したいなぁ・・・
そう思った一日でもありました
。
第27回全日本トライアスロン宮古島大会。
今年も多くの感動を運んでくれました。

トップは、日本人選手が男子・女子共に


大会後の共同インタビューを担当させていただきましたが、
インタビューをする男子1位~6位、女子1位~3位は
全員が日本人選手。非常にめずらしいことです

トップトライアスリートからも、一般選手からも、
「あきらめないこと」の大切さ、偉大さを
本当に実感した素晴らしい大会でした


(スタート直後の与那覇前浜ビーチ)
今年の大会も、2年前に半信半疑で
トライアスロンスクールの門を一緒に叩いた
同期メンバーが多く出場しました。
昨年大会は、私も選手として出場し、
ありがたいことに、なんとかすべり込みで
ゴールの陸上競技場に入りましたが、
今年は宮古テレビの中継レポーターです

ギリギリの完走を、身をもって体験しているだけに、
トライアスロンのテレビ中継レポーターとして、
レース全体を見ながらも、
やはり気になるのは仲間の動向。
中継箇所の移動中で見かけては、
位置と時間を確認し、励ましていました


同期メンバーの中には、惜しくも昨年関門時間に
間に合わなかった方や、今年初めて参加する方もいます。
この一年間、様々な思いでトライアスロンの
練習をしてきました

ある初出場の仲間は、かつてプールで25メートルも
泳げませんでした、本当です。
一緒に練習しながら、隣のレーンで見ていましたから

そんな彼女が、海を3km泳ぎきり、
バイク制限時間ギリギリで、最終種目のランに入りました。
私はその直後に見かけ、応援し励ましたものの、
「このあと大丈夫だろうか、間に合うだろうか」
と、かなり心配でした

関門時間はいくつか設定されていて、制限ギリギリで
通過した場合、次の関門に間に合わないことが多いのです。
完走はしてほしいけど・・・実際、間に合うのだろうか、
ダメだった場合、どうやって声をかけようか、
そんなことが、頭をよぎりました。
しかし、あとから話を聞くと、走っている本人は違いました。
「完走するには、1km7分ペース」
そう、冷静に計算していたそうです。
実際、昨年、バイクの制限時間ギリギリでランに入り、
猛烈に追い上げ、ゴールに駆け込んだ仲間がいました。
(しかも、私、抜かれました

その経験談もしっかり聞いて頭にあったそうで、
「大丈夫、私、間に合う」
満身創痍の体に言い聞かせたそうです

そして、完走したい一心で無我夢中で走り、
前方を走っていた同期の初出場メンバーに追いつき、
一緒にずっと励まし合いながら、走っていたそうです。
決して歩かないように、そして7分を維持するように。
昨年、私は選手として出場しているのに
大事なことを忘れていました。
「通過タイム」だけが、完走できるかどうかの
基準ではないのです。
周りがなんと言うと、大切なのは、
「あきらめない強い気持ち」。
走っている本人達が、
一番、自分を信じていたのでしょう。
そして、その2人は、ゴールの陸上競技場の門が、
制限時間で閉まる寸前、最後の最後に、
駆け込んできました。
「沿道で吉田君に会えてよかった、力になりました!」
「揺るぎない気持ちは、不可能を可能にするんだねぇ」
そう、後日、2人からメールがありました



(翌日の交流会で、トライアスロンの感想を話す2人)
そして、昨年惜しくも完走ならなかったメンバーも、
今年、念願の完走メダルを手にしました。
(今年の完走メダルですよ~

自分がトライアスロンに出たときは無我夢中で、
「絶対にあきらめない」とは思っていたものの、
そのことを、客観的に考えることはできませんでした。
しかし、今回、仲間のトライアスロン挑戦を見て、
「あきらめないこと」の大切さ・偉大さが、
昨年の自分のトライアスロン体験と重ね合わせて、
しっくりと体に入ってきました。
アスリートの皆さん、感動を、そして挑戦する勇気を
いただき、ありがとうございます。
またいつか、自分も挑戦したいなぁ・・・
そう思った一日でもありました

Posted by 吉田 和史 at 22:48│Comments(4)
│日々のこと
この記事へのコメント
当日の中継レポーター、お疲れ様でした。
「ぜったいにあきらめない」という気持ちは最大のパワーになるんですね!私も初出場の二人の頑張りには本当に感動しました!ずっと一緒に練習してきた仲間の完走はとっても刺激を受けます。吉田さん、次の大会に向けて私たちも負けずにがんばらねば・・・
「ぜったいにあきらめない」という気持ちは最大のパワーになるんですね!私も初出場の二人の頑張りには本当に感動しました!ずっと一緒に練習してきた仲間の完走はとっても刺激を受けます。吉田さん、次の大会に向けて私たちも負けずにがんばらねば・・・
Posted by くるくる妻 at 2011年04月30日 07:53
トライアスロンってホント感動ストーリーがたくさんよね☆
大会時は、お疲れさまでした!!
私自身トライアスロン始めてから、初の応援組!
スイム会場へ行ったのも初!
仲間の頑張ってる姿に感動させられました!
トライアスロンやってよかったなぁ~って改めて思った1日でしたよ☆
ホント諦めない気持ち!大事ですよね!
私も来年出場し絶対完走したいです!!吉田さんもまた一緒にトレーニングしてあの大舞台に立ち一緒に完走しましょ!!
大会時は、お疲れさまでした!!
私自身トライアスロン始めてから、初の応援組!
スイム会場へ行ったのも初!
仲間の頑張ってる姿に感動させられました!
トライアスロンやってよかったなぁ~って改めて思った1日でしたよ☆
ホント諦めない気持ち!大事ですよね!
私も来年出場し絶対完走したいです!!吉田さんもまた一緒にトレーニングしてあの大舞台に立ち一緒に完走しましょ!!
Posted by インド姉 at 2011年04月30日 08:52
昨日再放送をずっとかぶりつきで観てました。
(早朝からメールしてゴメンネ)
吉田アナが地元選手、特にチームメイトの
名前を連呼する時の熱の入り方に
感無量でした!
きっと体験した者では無いと分からない気持ちで
胸中がいっぱいだったはずね。
この記事を数日前に読んでいたので
昨日の放送では泣けた泣けた~(T_T)
自分のゴールより感動しました。
改めて、お疲れ様でした!
(早朝からメールしてゴメンネ)
吉田アナが地元選手、特にチームメイトの
名前を連呼する時の熱の入り方に
感無量でした!
きっと体験した者では無いと分からない気持ちで
胸中がいっぱいだったはずね。
この記事を数日前に読んでいたので
昨日の放送では泣けた泣けた~(T_T)
自分のゴールより感動しました。
改めて、お疲れ様でした!
Posted by ゆぃ at 2011年05月02日 11:19
>くるくる妻さん
本当本当、感動しましたよね。僕たちみんな2年前には
今の姿、想像もつきませんでした。
ウエットスーツもバイクもみんな持っていなかったし、
練習だって、本当に短い距離からでした。
そんなスタートからみんなで地道に頑張ってきて、
本当に花開いた瞬間でした。
やはりあきらめないことですよね、これからも頑張りましょう!
>インド姉さん
こんどは姉さんの出番ですぞ^^/。
姉さんも今回はアスリートとしての応援で、
今まではとは違うと感じたものがあるんでしょうね。
僕も出場するのとは違った、多くの感動をいただきました。
また一緒に練習して、栄光のゴールを目指しましょう☆☆
>ゆぃさん
いえいえ、メールありがとうございました。
放送時間をお伝えできてよかったです。
自分の経験が嫌みにならないように・・・と
今回の大会、気を張ってレポーターとして
臨みましたが、やはり本番になると
吹っ飛んでしまいました。
自分と一緒に練習してきた仲間、そして、
それぞれ選手達の頑張りが、自分の経験と重ねて、
本当に手に取るようにわかるので、
もう無我夢中で名前を連呼していましたね。
気づけば目に涙をためていました。
再放送を見ていただき、ありがとうございました。
素晴らしいですね、ストロングマン♪♪
本当に素敵な出会いに感謝です。
本当本当、感動しましたよね。僕たちみんな2年前には
今の姿、想像もつきませんでした。
ウエットスーツもバイクもみんな持っていなかったし、
練習だって、本当に短い距離からでした。
そんなスタートからみんなで地道に頑張ってきて、
本当に花開いた瞬間でした。
やはりあきらめないことですよね、これからも頑張りましょう!
>インド姉さん
こんどは姉さんの出番ですぞ^^/。
姉さんも今回はアスリートとしての応援で、
今まではとは違うと感じたものがあるんでしょうね。
僕も出場するのとは違った、多くの感動をいただきました。
また一緒に練習して、栄光のゴールを目指しましょう☆☆
>ゆぃさん
いえいえ、メールありがとうございました。
放送時間をお伝えできてよかったです。
自分の経験が嫌みにならないように・・・と
今回の大会、気を張ってレポーターとして
臨みましたが、やはり本番になると
吹っ飛んでしまいました。
自分と一緒に練習してきた仲間、そして、
それぞれ選手達の頑張りが、自分の経験と重ねて、
本当に手に取るようにわかるので、
もう無我夢中で名前を連呼していましたね。
気づけば目に涙をためていました。
再放送を見ていただき、ありがとうございました。
素晴らしいですね、ストロングマン♪♪
本当に素敵な出会いに感謝です。
Posted by 吉田 和史 at 2011年05月10日 12:53
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